2010年10月30日
10月定例会「故郷の新しい風会議」を開催しました!
10月30日(土)、台風直撃の激しい風雨の中、千葉商工会議所14階第1ホール他にて、10月定例会「故郷の新しい風会議 ~千葉・秋の陣 地域が抱える経済問題を斬る~」(通称:風会議)が開催されました。参加人数は、会員34名、OB4名、友好YEG9名、オブザーバー8名の、計55名でした。 風会議とは、平成18年に日本YEGから始まった各省庁の若手国家公務員と私達YEGメンバーとの意見交換の場であり、それぞれが国や地域が抱える問題を提示し合い、本音の議論をすることで両者の間に風を起こし、国や地域の活性化につなげていこうという趣旨の研修会です。 これは、千葉YEGで取り組むのは初めての事業であって、誘致に動き始めてから1年、構想・準備に4ヶ月をかけて取り組んだ一大プロジェクトでした。 担当したのは、豊田直樹委員長が率いる経営開発委員会。少ないスタッフで、最後までモチベーション高く頑張り抜きました。
どうしたら今までの風会議とは違う千葉YEGの特色を活かした事業を作れるのか、参加者に本当に来て良かったと思われる事業になるのか、そのことを常に念頭に置き、過去の事業の検証から始め、風会議経験者の体験談を聞いては委員会内で協議を重ねていきました。ゼロから作り上げる事業は、企画の自由度も高いのですが克服課題も多く、次々と壁にぶつかりましたが、その都度いろいろな方からのアドバイスや過去の事業で培われたチームワークで乗り越えて、次第に事業の骨格が固まっていきました。 全体として掲げるテーマは、神戸会長の希望により「経済問題」と決まりましたが、その先のテーマは自分達で決めたいと思ったものの、その選定は難航し、かなりの日数を要しました。 最終的には若手国家公務員との擦り合わせを経て5つが決まり、テーマ決定後は、「全体勉強会」を企画開催しました。毎回、行政や代議士、元官僚の方々をお呼びしては貴重なご意見を拝聴して、その中からテーマの切り口に関するヒントを見つけていきました。実に、当日までに5回もの全体勉強会が開催され、どの勉強会にも多くのメンバーが参加し、充実した議論を重ねていくことができました。風会議の1週間前には、熊谷市長が千葉商工会議所まで来て下さり、直接の意見交換を行うことが出来たことも、次に繋がる道筋が開けたという意味で、大変うれしい成果の一つとなりました。 また同時に、テーマごとに分かれた「分科会別勉強会」も開催しました。その勉強会を引っ張ったのは、熱意と知識にあふれる経営開発委員会が誇るグループリーダー達でした。今回その大役を務めたのは、◎第1分科会:梶原丈典君、テーマとして取り組んだのは、「起業・企業再生・事業承継」、◎第2分科会:山友浩司君、テーマは「雇用問題・人材育成」、◎第3分科会:菊地泰市君「都市計画・まちづくり」、◎第4分科会:大久保博史君「教育」、◎第5分科会:岡田義輝君「税制」でした。 各リーダーは、それぞれ趣向を凝らして3~4回の勉強会を開催し、風会議へ向けてポイントの絞りこみや前提知識の共有に努めました。
こうして、経営開発委員会では連日仕事後の時間と情熱を風会議の設営に傾け、当日ギリギリまで準備に心を尽くした上で開会を迎えました。
今回の私達の風会議は「3部構成」とし、第1部から第3部までが上手くつながって一体を成し、限られた時間内でメインとなる第2部分科会:グループディスカッションの成果を最大限引き出し、表現できるように企画設営しました。
第1部は、大久保君の趣意説明から始まり、今回6名も参加して下さった若手国家公務員のみなさんの自己紹介、そして風会議までの軌跡を編集したオープニングビデオ上映を経て、各分科会のプレゼンタイムへと進みました。
各リーダーが順番にマイクを持ち、各分科会のテーマとそのテーマ選定に対する思い、具体的にどのような内容の議論をしていくかを簡単に説明した後、参加者・国家公務員のみなさんに、それぞれのテーマに沿った質問を投げかけました。この部分は、当日まで内容が確定せず、内心本番は上手くいくのか、時間内に収まるのか、一番不安要素の大きかった部分でしたが、各リーダーが見事な進行で会場を巻き込んで、次の分科会へとつながるいい流れを作りました。また、質問に対する挙手によって、若手国家公務員の本音も垣間見ることができ、分科会への期待感もふくれ上がりました。
続く第2部は、会場を移して分科会ごとに個室に分かれ、グループディスカッションが行われました。それぞれの分科会は、メンバーの中から進行役、グループリーダー、サブリーダー、書記を決め、そこに担当の若手国家公務員に入って頂き、10名前後の参加者となりました。第2部として割り当てた2時間半の時間は、分科会ごとに知恵を絞って進行を定めて、テーマに関して官民一体となって意見交換を行うスタイルとしました。 私が進行を務めた第1分科会「起業・再生・承継」では、全員の自己紹介から始まり、第1テーマは、「個人保証・連帯保証人問題」を取り上げ、梶原リーダーのテーマ概要・選定理由説明からディスカッションへと進み、休憩をはさんで、第2テーマは担当若手国家公務員の「中小企業政策の俯瞰」と題したプレゼンからディスカッションへと進んでいきました。途中、リーダーの提案でお茶菓子が配られたりと、終始和やかで気軽に発言ができる雰囲気作りを心がけ、その効果か活発な発言が続きました。始まるまでは十分あると感じていた時間も、実際はあっという間に過ぎてしまい、残念ながら用意していたネタのほとんどを消化することが出来ないうちに終了してしまいましたが、全員が問題意識を共有し、満遍なく発言する機会を持つことができたことは、大変有意義だったと思います。若手国家公務員の方も、しきりとみなさんの意見をメモされていたので、参考となる現場のナマの声が多々あったのではないかと思っています。
続く第3部では、軽食をつまみながらの発表・交流会を行いました。豊田委員長挨拶、山内毅監事の乾杯を経て、しばしの歓談タイムを設け、ディスカッションの続きの話に花を咲かせたり、別の分科会の方との名刺交換を行いました。その後は、第1分科会から順番に、第2部分科会でディスカッションした内容について発表を行っていきました。 第1分科会は、岩田直人監事、第2分科会は近藤慎吾君、第3分科会は田中章君、第4分科会は、阿部浩士君、小川智之副会長他、第5分科会は、片桐健太郎君、岡田君、とたくさんのメンバーが、白熱した議論の様子が伝わるような発表をして下さいました。どの分科会も、議論の活発さ故に10分という持ち時間をはるかに(?)超えて、進行上はハラハラさせられる場面もありましたが、議論の見える化に取り組んだ第4分科会のホワイトボードを使った発表もあったりと、それぞれ工夫を凝らした素晴らしい発表内容に驚きの連続でした。 特筆すべきは、発表がかなり長時間に及んだにもかかわらず、最後まで参加者全員が発表者に注目し、一言も聞きもらすまいとするかのごとく、真剣に耳を傾けて下さったことです。それほど、どの分科会の発表も興味深く、議論の充実度が窺い知れるものでした。 メンバーの発表に続いて、それぞれの分科会を担当された国家公務員のみなさんからも一言ずつ感想を頂きました。どの方からも、私たちの胸を熱くしてくれるような、千葉YEGの意欲や団結力をたたえる感激のお言葉を頂戴することができ、それまでの苦労が全て報われた思いがしました。 最後は、長谷川誠副会長からの謝辞、若手国家公務員代表者挨拶、そして全員での記念撮影を経て、6時間にも及ぶ壮大な風会議は一旦フィナーレを迎えました。
その後は、場所を近くの中華料理店に移して、さらに本音の議論を重ねる場として風交流(別名:夜の風会議)の場も設けられました。若手国家公務員の方も4名参加して下さり、終電が無くなるぎりぎりの時間まで熱い対話が交わされ、深い交流が続きました。
こうして、地域を良くしたい、国を良くしたいという同じ思いを持った若手国家公務員の真剣さと千葉YEGの熱意がぶつかり合って、それぞれの胸に様々な思いを残して、私達の最初の風会議は無事終了しました。 今回の風会議では、「熱く」、「強い」風を吹かすことが出来た・・・と言ってよいかと思います。 このみんなで起こした風は、今後この千葉市に、千葉YEGに、そして参加者一人一人に、どのような変化をもたらしていくのでしょうか。 現時点で、提言書を作りあげるところまで進むことができた分科会はありませんが、今後もこのような活動は様々な形で継続されていくはずですので、いずれ「提言」という形で実を結ぶ日も近いのではないかと思われます。 この風会議という地域にとっても私達個人にとっても大変意義深い事業が、また次のみなさんに引き継がれていくことを願いつつ、報告を終了致します。
最後になってしまいましたが、多くの方のお力添えがあって、開催にこぎつけ、やり遂げることができました。ご参加並びにご協力頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
経営開発委員会 副委員長 大野奈津子































